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「ケの美」展 [アート]

銀座のポーラミュージアム アネックスに「ケの美」展を見に行った。ハレ(晴れ)に対するケ。ふだん、日常という意味だが、ハレに比べると、最近はあまり使わない言葉。ふだんの暮らしの中に「美」を見いだす試みで、展覧会ディレクターの佐藤卓さんの呼びかけに、14人の著名人が展示参加している。


実物とパネルの展示で、それぞれの思いをつづった一文が掲げてある。話を聞いたり、本を読んだりして知っている人もいたが、知らない人の方が多かった。でも、台所回りの物や掃除・洗濯道具、文房具など、身の回りのもので、「これいいよね」と気に入ったものを見ると、だいたいどんな考えの人なのか、分かるものだ。


マルチクリエイターの小山薫堂さんは、魯山人の「坐辺師友」を座右の銘としてあげ、ものたちへの愛情を告白していた。展示していたのは、風呂の手桶で、わざわざ注文した代物。ちょっと一般人にはマネできないが、確かに格好はよかった。うらやましいなあ。料理研究家の土井善晴さんは、具だくさん味噌汁の写真が目を引いた。トースト入りの変わり味噌汁など、どれもうまそうで、感覚的には一番自分にぴたっと来た。隈研吾さん、小川糸さんの展示も印象的だった。入場無料。

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