SSブログ

終わった人 [シネマ&演劇]

サラリーマンには必ず訪れる定年。勤める身としては、人ごとと思えない心境で試写をみた。舘ひろし、黒木瞳の夫婦ははまり役、コメディタッチで、まさに泣き笑いの一作だった。

原作は内館牧子の同名小説。「定年って生前葬だな」というキャッチコピーがあまりに刺激的で、手にとることができなかった。ホラー映画で有名な中田秀夫監督が原作に惚れ込んでメガホンをとったという。

会社に行かなくてよくなる日。自分にあてはめて、まだ想像することができない。新たにやりたいことをやる。起業でも趣味でも勉強でも、何でもいい。男だったら最後の恋もしてみたい。甘い妄想と、厳しい現実が展開する。定年になった本人は、人生一区切りで、「ホントによくやった」と自分を褒めてよい。でも、家庭を持つ人なら、それは妻の支えあってのことだし、子どもがいたから頑張る気持ちも続いたのだ。その気持ち、家族への感謝を忘れてはいけないなあと、つくづく思う。映画のラストは、今風だなあ。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。