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少女都市からの呼び声 [シネマ&演劇]

新宿梁山泊の創立30周年記念第4弾公演を東中野の芝居砦満天星でみた。唐十郎が状況劇場の若手公演のため書き下ろした作品。演出の金守珍はフランケ醜態博士役が当たり役となった。今回も役者として出演し変わらぬ存在感をみせた。

ガラスの子宮を持つ雪子役は清水美帆子。アニメのヒロイン役になれそうな魅力的な声で、ガラスの透明感、儚さを熱演した。フランケの助手の渡会久美子はクールビューティ。久しぶりに見た山谷初男の笑顔、ギター抱えた中山ラビの貫禄の歌声もしっくりきた。

夢とうつつを行き交いながら進む物語。ラムネ瓶の中のビー玉は子宮の中のいのちであり、割れやすいガラスは儚さの象徴。クライマックスのビー玉の雨は、その子宮が砕け散るイメージなのだという。外連味豊かな舞台にたっぷり浸った2時間だった。

IMG_1679.JPG

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