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パンク侍、斬られて候 [シネマ&演劇]

町田康原作、宮藤官九郎脚本ということで、公開初日に迷わず見に行った。石井岳龍監督の映画は昔の名前でやっていたころ以来。現代社会に対する監督の見方、世界観を反映している。ハチャメチャで前衛的、アーティスティックな映像もあって、これは映画でしかできないよなあ、と納得した。

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登場人物がそれぞれ特異なキャラ。マンガというか、ゲームのキャラといった方が適切かも。主演の綾野剛は今作もキレがいい。まっすぐな殿様役の東出昌大、このおかしみは好きだ。朝ドラの秋風センセイで人気の豊川悦司もイイネ。


紅一点の北川景子は結婚して、表情が柔和になった。「ろん」という娘役、情感たっぷりの踊りが印象的だった。ラストはまあ、予想できたかな。猿の惑星を思わせる猿軍団、現代文明への戯画的な風刺、それ自体をパロディーとしておちょくっているのだろうね。


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