SSブログ

グレイテスト・ショーマン [シネマ&演劇]

遅ればせながら飯田橋の名画座ギンレイホールで観た。上映最終日、金曜の午後4時というのに行列ができていた。劇場の人が「並んでないと立ち見が出るかも」というので15分ほど並んだ。やはりこの手のミュージカルは銀幕で見るに限る。皆そう思って来たらしく客席は満員。

19世紀の米国で有名だった興業師、P.Tバーナムの半生を描いた。貧しい仕立屋の息子がサーカスを立ち上げ成功する。そして失敗し本当に大切なものに気づく。王道のストーリー展開を圧倒的な歌声と踊りで魅せる。物語自体がショーになっている。

見世物小屋の怪しさ。特異なもの、異質なものに人は興味を抱き惹かれる。でも、それが一歩、日常に入り込もうとすると拒否反応を示す。現代社会では生身の人間の見世物小屋は見かけなくなったが、家柄とか、名門校とかいう形で何かと階級的、身分的な優越感を誇る人たちは多い。シンプルな作りなのにホロリとするのは、そんな物語のバックボーンに共感するからかも。主演のヒュー・ジャックマンを支える、妻チャリティ役のミシェル・ウィリアムズの優しい演技がとてもよかった。マイケル・グレイシー。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。