書を捨てよ 町へ出よう [シネマ&演劇]
寺山修司原作の舞台化、池袋の東京芸術劇場でみた。寺山の著作を読んだのは中学・高校の頃。小田実の「何でも見てやろう」とともに、「書を捨てよー」は、若かった自分にとって、生き方の羅針盤となる言葉だった。
藤田貴大演出。建設足場を組み立て舞台装置に使う、その作業そのものをパフォーマンスとする。スクリーンに映像をうつし出し、舞台外からテラヤマを語らせる。本のようにCHAPTERで区切る構成も。実験的なテラヤマ・ワールドへのオマージュ。
ただ場面がブチブチと切れて、内容も説明的な部分が多く、わかりにくかった。又吉直樹さんや穂村弘さん、寺山記念館の佐々木英明さんが映像で登場し、語るのだが、あまり印象に残らなかった。
2018-10-10 14:48
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