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脇役もなかなか凄かった [シネマ&演劇]

「唐版 風の又三郎」では、脇役もなかなかだった。というのも、アングラ演劇に所縁の俳優さんが結構、出ていたから。

そもそも演出で役者としても出演した金守珍さんは蜷川幸雄に師事し、当初は蜷川スタジオに所属しそれから状況劇場に移った。唐さんと蜷川さんを師と仰ぐ。その金さんと「三腐人」とい舞台回し的な役柄を演じる六平直政さんは状況劇場の出身で、新宿梁山泊を旗揚げした。映画、テレビで大活躍だが、一度見たら忘れぬ強烈なキャラで、今回の舞台でもやりたい放題だった。三人組の最後の一人は石井愃一さん。蜷川の作品に多く出ていて、東京ヴォードヴィルショーの中心メンバーだ。

そして風間杜夫。つかこうへい作品で世に出た人気俳優だ。主役の銀ちゃんを演じた「蒲田行進曲」は大好きな映画の一つだ。つかさんはアドリブ一切禁止の指導だったといい、唐作品への出演は結構、冒険だったという。俳優としての、それぞれの出自を知った上で舞台をみるというのも、面白いと思った。


ひとり―風間杜夫写真集

ひとり―風間杜夫写真集

  • 作者: 風間 杜夫
  • 出版社/メーカー: DHC
  • 発売日: 2005/08/01
  • メディア: 単行本



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