SSブログ

イエスタデイ [シネマ&演劇]

ビートルズの名曲を聴きながら、ハッピーエンドを迎える。ビートルズを聴き始めたころ、青春を思い出し、温かな気持ちになる。

主人公のシンガーソングライターが歌うオリジナル曲、本人役のエド・シーランの曲以外は、すべて知っているビートルズナンバー。だから、安心して聴けるし、見られる。この作品を支配する安心感は何だろう。もし自分が好きでたまらないものがこの世からなくなって、その記憶、それにまつわる想い出さえ失ったら。何かわからないけど、もの足りない何かが心の奥底に沈殿するのではないか。作品はビートルズ賛歌であるとともに、人の深層心理、想い出の大切さみたいなものを訴えてもいる。

ダニー・ボイル監督、リチャード・カーティス脚本。英国の映画なので、米ハリウッドのショービジネスへの皮肉もたっぷり。カネと名誉よりも、故郷で愛する女性との人生を大切にしたい。人間の幸福って結局そういうことじゃないのと。
nice!(6)  コメント(0) 

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。