SSブログ

水惑星の旅 [読書日記]

椎名誠の「水惑星の旅」を読了した。シーナの著作と言えば、ウホウホと探検したりワシワシと飯を食らい大酒を飲みキャンプしたり、楽しきアウトドアの話が好きだった。この本はそんなシーナが国内外の現場に行き専門家に話を聞き、まとめたルポ。このところ雨続きで列島は水浸しになったり崖崩れになったりだが、世界的には大変な水不足の時代なのだと、改めて認識を深めた。

日本の河川は、全て国有ということもあって、国境を跨ぐ「国際河川」が当たり前の海外の水事情には、ふーんと思う。いわゆる水争いで国際紛争に発展することもしばしばらしい。中国の黄河のダム乱造や、エジプトのアスワンハイダムの環境汚染など、初めて知った。

飲めない水を飲めるようにする技術は、日本のメーカーがかなりの世界シェアを占める。水の豊かな日本でも離島などは天水生活を送ってきた地区も多いらしい。大切な水のことを色々と考えさせる一冊だった。


水惑星の旅 (新潮選書)

水惑星の旅 (新潮選書)

  • 作者: 椎名 誠
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: 単行本



nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。