アン・サリー Live at 能楽堂「緑光憩音」 [ミュージック]
アン・サリー Live at 能楽堂「緑光憩音」を表参道の銕仙会(てっせんかい)能楽研修所で聞いた。能の舞台でライブというのは初めての経験。歌い手と観客の距離が近く、いい感じで盛り上がった。
ジャズから昭和の歌謡曲、ポップスまで、オリジナルも含めて、澄んだボーカルで歌い上げる。独特のコブシのようなアクセントが曲に表情を与える。フーテンの寅さんや、銀河鉄道999もアン・サリー風に料理してしまう。999ではついグッと来て涙ぐんでしまった。
1時間半で10数曲くらい。アンコールは、最初に買ったアルバムに入っていた蘇州夜曲。内科医として現役で診療する傍ら、ライブをこなす。歌うことがきっと自らの癒しにもなっているのだろう。連休の初日に歌の診療所で気分のいい時間を過ごすことができた。
夜のアルバム [ミュージック]
八代亜紀の訃報に接し、ジャズナンバーを集めたCD「夜のアルバム」を聴く。「舟唄」に代表される演歌もいいが、下積みのクラブ時代に歌ったジャズがいい。ハスキーな声に味がある。
猫のような目をした女性、絵心のあるアーティスト、かわいい女というイメージがある。元気であれば、福岡・中洲のジャズフェスで、その歌声を聞けたかもしれなかった。膠原病での急死は本当にショックだった。
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンから虹の彼方まで12曲。アルバムがリリースされたのは2012年、東日本大震災の翌年だ。仕事で上京し銀座のバーでかかっていたのがこのアルバムだったっけ。彼女の冥福を祈り一人、歌声に耳を傾けた。
The Beatles 赤盤・青盤 [ミュージック]
The BeatlesのCD赤盤・青盤(4枚組)を買った。1962~1966の赤と1967~1970の青。中高のころ夢中になったポピュラー、聞き出した時にはまだBeatles再結成かなんて話題も出ていたっけ。
今回はポールとリンゴがジョンの残した楽譜をもとにAI技術を使ってBeatlesサウンドを完成させた。最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」含め5曲が新たに収録されていてお買い得だという同僚のススメで久しぶりにCDを買った。言うまでも無いが、やはりジョンとポールは天才だなとつくづく思う。
ほとんどが聞き覚えのある曲ということもあり、BGMとして流すのにはもってこい。永遠のスタンダードのおかげで、退屈な自治会会計の作業がスイスイと進んだ。
今回はポールとリンゴがジョンの残した楽譜をもとにAI技術を使ってBeatlesサウンドを完成させた。最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」含め5曲が新たに収録されていてお買い得だという同僚のススメで久しぶりにCDを買った。言うまでも無いが、やはりジョンとポールは天才だなとつくづく思う。
ほとんどが聞き覚えのある曲ということもあり、BGMとして流すのにはもってこい。永遠のスタンダードのおかげで、退屈な自治会会計の作業がスイスイと進んだ。
『ザ・ビートルズ 1962年~1966年』 2023エディション (通常盤)(SHM-CD)(2枚組)
- アーティスト: ザ・ビートルズ
- 出版社/メーカー: Universal Music
- 発売日: 2023/11/10
- メディア: CD
『ザ・ビートルズ 1967年~1970年』 2023エディション (通常盤)(SHM-CD)(2枚組)
- アーティスト: ザ・ビートルズ
- 出版社/メーカー: Universal Music
- 発売日: 2023/11/10
- メディア: CD
サザン年越しライブ [ミュージック]
サザンオールスターズの「ほぼほぼ年越しライブ」をリモートでみた。午後10時から2時間半、無観客の横浜アリーナから生中継、一杯機嫌で賑やかに大晦日を過ごした。
途中休憩なしのぶっ続け。エロチカ7、ボディスペシャルなんてナンバーに合わせて水着のダンサーが腰をくねらせ最高潮。この手の好いた惚れたの桑田節はノリがいい。一気呵成に年越しカウントダウンへなだれ込んだ。
アンコールは、勝手にシンドバッドで締め。どれだけの人が画面越しで楽しんだのだろう。いつかまた生のライブに行きたい。ネットの向こうのファンに向けて「死ぬなよ」と叫ぶ、ストレートな桑田の一言が胸に響いた。
途中休憩なしのぶっ続け。エロチカ7、ボディスペシャルなんてナンバーに合わせて水着のダンサーが腰をくねらせ最高潮。この手の好いた惚れたの桑田節はノリがいい。一気呵成に年越しカウントダウンへなだれ込んだ。
アンコールは、勝手にシンドバッドで締め。どれだけの人が画面越しで楽しんだのだろう。いつかまた生のライブに行きたい。ネットの向こうのファンに向けて「死ぬなよ」と叫ぶ、ストレートな桑田の一言が胸に響いた。
欅坂46ライブ配信 [ミュージック]
サザンがやって気になっていた無観客ライブ配信を視聴した。16日夜にあったアイドルグループ欅坂46のネット中継ライブ。家族が7時半からテレビにスマホを繋ぎライブ開始、晩酌しながら若い娘たちのパフォーマンスをみた。
坂道グループの中でも、笑わないアイドルとして売り出すなど独自の世界を生み出してきた彼女ら。鬱屈した思いを吐き出すような幾つかのナンバーはなかなか聞き応え、見応えがあった。センターを張っていた小林由依もカッコよかった。でも、エースの平手らが脱退したりして活動が行き詰まった事情もあったのか。ライブの終盤でキャプテンの菅井が活動中止宣言を発表する展開に。大ファンの家族は、「えーーっ」と悲鳴をあげた。
正味1時間半ほどのライブだったが、3500円ほどで楽しめるなら、withコロナの過ごし方としては、アリかなと思う。窓がないのが基本の劇場やコンサートホールは、どうやっても「密」。新宿のシアターモリエールのクラスター発生もあったし。ライブ情報をチェックしてみるか。
坂道グループの中でも、笑わないアイドルとして売り出すなど独自の世界を生み出してきた彼女ら。鬱屈した思いを吐き出すような幾つかのナンバーはなかなか聞き応え、見応えがあった。センターを張っていた小林由依もカッコよかった。でも、エースの平手らが脱退したりして活動が行き詰まった事情もあったのか。ライブの終盤でキャプテンの菅井が活動中止宣言を発表する展開に。大ファンの家族は、「えーーっ」と悲鳴をあげた。
正味1時間半ほどのライブだったが、3500円ほどで楽しめるなら、withコロナの過ごし方としては、アリかなと思う。窓がないのが基本の劇場やコンサートホールは、どうやっても「密」。新宿のシアターモリエールのクラスター発生もあったし。ライブ情報をチェックしてみるか。
【Amazon.co.jp限定】欅共和国2019 (初回生産限定盤) (A5クリアファイル(Amazon.co.jp絵柄)付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: SMR(SME)(D)
- 発売日: 2020/08/12
- メディア: Blu-ray
椎名林檎(生)林檎博`18 [ミュージック]
静岡・掛川市のエコパアリーナであった、椎名林檎のアリーナツアーに行ってきた。初めてのライブ、ギンギンのロックボーカルと、昭和歌謡テイストのバラード曲。新宿系、リンゴ風味の声色に魅了されました。
CGやビデオアート、光の演出は、スタイリッシュでファッショナブル。林檎さんの横で踊る2人組のダンサーのカッコいいこと。トータス松本ら男性シンガーとのコラボも素敵だった。
もちろん林檎さんのファッションは、他を寄せ付けない。女王の冠を頭に載せてサマになるのは彼女しかいないだろう。ファッションリーダー、アイコンとして女性ファンが多いのは頷ける。
- 本能 with Mummy-D
- 流行 with Mummy-D
- 雨傘
- 日和姫
- APPLE
- MA CHERIE
- 積木遊び
- 個人授業(フィンガー5 cover)
- どん底まで
- 神様、仏様
- 化粧直し(インスト)
- カーネーション
- ありきたりな女
- いろはにほへと
- 歌舞伎町の女王
- 人生は夢だらけ
- 東京は夜の七時(浮雲ソロ)
- 長く短い祭 with 浮雲
- 旬
- 恋の呪文はスキトキメキトキス(アニメ「さすがの猿飛」主題歌)
- ちちんぷいぷい
- 獣ゆく細道
- 目抜き通り with トータス松本
- ジユーダム
アンコール
- はいはい
- 夢のあと
- 実録 -新宿にて- 丸の内サディスティック~歌舞伎町の女王
バンドスコアピースBP2086 獣ゆく細道 / 椎名林檎と宮本浩次 ~日本テレビ系「news zero」テーマ曲
- 作者:
- 出版社/メーカー: フェアリー
- 発売日: 2018/12/27
- メディア: 楽譜
椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- メディア: Blu-ray
風のコトダマⅡ [ミュージック]
「松本隆の裸にされた言葉たち」というサブタイトルがついたライブを六本木・東京ミッドタウンのビルボードライブ東京でみた。松本が作詞した往年のヒット歌謡の歌詞を若村麻由美が朗読し、清塚信也がアドリブで伴奏をつける。メロディから解放された詩が浮かび上がるという趣向。
太田裕美の木綿のハンカチーフ、中森明菜の二人静、松田聖子の瑠璃色の地球、はっぴいえんどの風をあつめて、など。大概は知っている曲だけど、詩を意識して聴いたことがなかった。確かにあたらしい試みかもしれないけれど、やっぱり元歌が聞きたい。そんな欲求不満が残った。
開演までステージ前のテーブルでビールとピザで夕食。おすすめのビールはなかなかうまかった。貯まったぴあポイントで行ったので、階上の後ろの方の席かと思っていたら、1階自由席。相席なのは仕方ないか。第2部は古典。藤舎貴生の和笛で源氏物語や古事記に題をとった楽曲をたんのうした。
風街ガーデンであひませう2017 [ミュージック]
松本隆作詞活動47周年記念スペシャルとして、恵比寿ガーデンホールであったコンサートに行った。アイドルの歌謡曲からJポップまで、幅広いジャンルに歌詞を提供している松本。昨年だったか、雑誌で特集があり、あらためて活字でその作品群を読み、その言語センスに感心した。
手嶌葵の「風の谷のナウシカ」で開幕。トップバッターで結構緊張していたが、松田聖子の「瑠璃色の地球」をしっとりカバー、澄んだ声が魅力的だった。ハナレグミは、原田真二の「キャンディ」がgood。声質が似てるのかな、完コピだった。クミコは新アルバム「デラシネ」から何曲か。歌詞はともかく、カラオケでは歌えないような現代音楽風の曲はいただけなかった。
トリはレジェンド、斉藤由貴。卒業、初恋、情熱の三部作を歌った。緑色のドレスで最初に初恋、情熱と続けて2曲。MCでは例のとつとつとした語りで会場を沸かせた。ラストに卒業。「卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう でももっと哀しい瞬間に涙はとっておく」。不倫騒動があったばかりだが、さすがしたたかな女優だなあ。芸能ニュースでは2カ月ぶり公の場に姿を見せたとかで、緊張の表情だったと伝えていたが、不倫騒動であろうが、50代であろうが、アイドルをみごとに演じきったように見えた。確かに声がかすれたり、出なかったりはしていた。でも、それがステージへの真剣さと受け止められたし、いろんな思いを胸に歌っているんだろうな、と感じた。
コンサートは2時間のスタンディング。ドリンク付きで生ビールを飲んだらトイレに行きたくなって、途中で会場外に出る人も。確かに足腰にこたえた。松本さんが一度くらい舞台に現れてもよかったのでは、と思ったが、まあこれが松本流なのかなあ。