北区AKT STAGEによる、つかこうへい作「寝盗られ宗介」を北区王子の北とぴあつつじホールで観た。錦織一清演出。旅回りの劇団の物語で、劇中劇がシンクロしながら、話が進む。


例によって、つか芝居の主人公はカッコいい。そして、熱く、わがままである。座長と看板女優。貧乏しながらも、生活のすべてを芝居に注ぐ。不器用で屈折した男の愛情表現。時に女はそんな愛のかたちに不安を感じてしまう。


昭和歌謡「お嫁サンバ」や、EXSILEのナンバーで、雰囲気を盛り上げながら、クライマックスへ。2キャストあって、観たのは「白菊」組のステージ。「女心も救えないで、なんで日本が救えよう」。その通りだと思うけれど、ね。


会場の北とぴあ前で、長崎にある平和祈念像のミニチュア像を発見。なぜ?と思って銘板を見ると、作者の北村西望氏が名誉区民なんだとか。非核都市宣言にあわせて建立されたという。