ことし第1作目は、カンヌで最高賞を取った話題の「パラサイト」。トーホー日比谷で見た。我が国以上の格差社会、韓国の厳しい現実を背景に、家族そろって金持ち一家を食い物にするお話。かと思って笑って見ていたら、予想外の展開に。北の脅威も皮肉たっぷりに織り交ぜていて、評判どおりポン・ジュノ監督の快作だ。

すぐに「万引き家族」を連想した。長女役のパク・ソダムの安藤サクラに似ていること。父親役のソン・ガンホは知っていたが、あとは日本の俳優につい置き換えて見てしまった。金持ち社長の妻は、黒木瞳かな。キレイな女性の配役が多かった。

家の地下に核シェルターを作るなんて、やはり韓国らしい。でも、地下に暮らす人は韓国にそんなにいるのだろうか。米国や中南米あたりの話は聞いたことがあったが。