狩撫麻礼(かりぶ・まれい)のコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を山下敦弘監督が映画化。平成の奇書と呼ばれるコミックらしいが、確かに主人公が街宣右翼の手伝いをして宝探しをしているというシチュエーションからして、なかなか突拍子もない。

原作に惚れ込んだという山田孝之に荒川良々、佐藤健というメンツ。AIを搭載した謎のオンボロロボットが加わり、物語が膨らむ。AIが学習によって人間的な感情を持つと、人間との間に友情のようなものが生まれる。ラストはマンガ的だが、作品からはそんな現代的な意味を感じ取った。

右翼幹部の娘役の石橋けい。山田を誘惑する出戻り娘役がとても淫らで、記憶に残った。あとで調べると、カフェオレのCMに若い母親役で出ていて、そのギャップに萌えた。






ハード・コア 平成地獄ブラザーズ コミック 全4巻 セット

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