音楽座ミュージカル「ホーム」を町田市民ホールでみた。昭和34年から高度成長期が物語の舞台。男女が出会い、子どもが生まれ、温かい家族の団らん。突然女が失踪する。


戦後を引きずる孤児や貧困、そして燃え上がった学生運動。テレビが茶の間に鎮座して、それをみんなが取り囲む。昭和世代にはノスタルジア、平成生まれには理解できないだろう日常風景が、心地よかったり、逆に心がざわついたりもした。まさに正統派のミュージカル。


ホームタウン公演ということで、観客はジモティが多かった。主演は森彩香と広田勇二。広田の声音は大泉洋に似て聞こえた。