西郷どん! [読書日記]
2018年のNHK大河ドラマの原作を読んだ。林真理子さん作で、並製の上中下。かつて「翔ぶが如く」はじめ、司馬遼太郎の本を読んで以来の幕末、西郷もの。若き日の西郷どん、奄美に島流しされた話など、知らない話にスポットを当てる。
林さんは結構、歴史ものを書いていて、「白蓮れんれん」が面白かったので、今回手にとってみた。明治維新という歴史的できごとを追うだけでも大変なのに、それをドラマ用にいかにはしょりながら書くのか。そんな興味もあった。
おいたちは土の国の者。百姓をやるようにできている。アジアの国はみんな同じ。手をつないで鉄の国の欧州に立ち向かわないといけない。鉄の国の論理ではなく、百姓をする国をつくろう。西郷どんの思いは、今も日本の国づくりの根っこにある。
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