ハムレット [読書日記]
シェークスピアの「ハムレット」を読む。AmazonのKindleで角川文庫の新訳版で問題の有名な独白は、最も人口に膾炙している「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」を採用している。
2003年世田谷パブリックシアターなどで公演された野村萬斎主演のハムレット用に新たに河合詳一郎さんが訳した。舞台でセリフ回しがリズミカルに行くように野村萬斎が手を入れて台本が完成したという。確かに日本語がこなれていて、舞台の情景が頭によく浮かんだ。
演出はジョナサン・ケント、野村萬斎がハムレット王子で吉田鋼太郎が敵役の叔父クローディアス国王。絵画で題材になってきたオフィーリアの身投げの経緯も初めて知った。久しぶりに古典に触れた。
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