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アメリカ映画の文化副読本 [読書日記]

「アメリカ映画の文化副読本」(渡辺将人著)を読む。邦画が受賞した今年のアカデミー賞もあり、ハリウッドシネマ関連の一冊を手に取った。外国の映画と言えば、圧倒的に米国産が多い。でも、どのくらい米国社会のことを知っているかというと、意外と知らなかったりする。娯楽映画なら細かい設定は気にしないが、シリアスものだと結構「なぜ」というところがありながら、そこをすっ飛ばして鑑賞しているのだと思う。


例えば、ニューヨークのマンハッタンでも住む地区によって「人種」が違う。ハーレム、アップタウン、ミッドタウン、ダウンタウン。アップタウンでもセントラルパークを挟んで西と東で住人が違ってくる。映画では主人公がどこに住んでいるかが重要で、それによって社会での地位やライフスタイルの描き方が違ってくるという。若い時にニューヨークに行っておけば、もっとハリウッド映画が楽しめたのにと思ったりした。


今年は4年に一度の大統領選イヤー。米国という国はなくて、それぞれの州が小さなクニ。西海岸と東海岸では、文化はまるっきり違う。世界共通語である英語が母語である合衆国の人たちは外国語を習わないのが一般的で、そもそも外国語大学などはないという。外国語を知らなくてもビジネスで困ることはあまりない。習う人もスペイン、フランス、ドイツ語で小学校から英語を習う日本のようなことはない。そのことが米国人にとっていいことなのかどうかは分からないが。いろいろと紹介してあるハリウッド映画を今度の連休にでも見てみようかと思う。


アメリカ映画の文化副読本

アメリカ映画の文化副読本

  • 作者: 渡辺将人
  • 出版社/メーカー: 日経BP 日本経済新聞出版
  • 発売日: 2024/01/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





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