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ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒 [読書日記]

永遠のスーパースター、ジュリーの半生記。カラオケで「勝手にしやがれ」を持ち歌としてきた身としては、読んでおかねばと手にとる。すぐにアーティストぶる輩が多い中、芸能人を全うしている奴が好き。ジュリーはその代表格であり、時代を創り、伝説を残し続けている。この島崎今日子さんのノンフィクションを読んでさらにファンになった。

「理屈をこねるよりも、与えられた状況の中でやっていく方が好き」だから、仕事なので頑張る、まな板の鯉でいる方がいいという。なんか潔いよね。印象に残っているドラマ「悪魔のようなあいつ」、映画「太陽を盗んだ男」。
彼は空虚を超えていく情熱を信じていた。しらけてるだけじゃなく、それを一生懸命生きて超えていこうというメッセージこそが彼を輝かせていた。
なるほどと思った。

再婚相手の田中裕子。彼女の生き方に感化されている。
相手の価値観を内面化し、刺激しあって視野や世界を広げていくのは、結婚や恋愛や友情、他者との関係において「理想型」である。
そうだよね。我が身を振り返り、そうありたいと思った。



ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒 (文春e-book)

ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒 (文春e-book)

  • 作者: 島﨑 今日子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/06/12
  • メディア: Kindle版



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