上映会でドキュメンタリー映画「SEED(邦題ドスパロスの碧空)」を見た。米国カリフォルニアで成功した日系の米作り農家の過去から現在まで。戦争で収容所に入れられ、それまでの土地を奪われるなど、苦難の歴史をたどる。
国府田ファームを支える一族や工場の人たち。それに故郷の福島の人たちのインタビューがつなぎ合わされている。広大な土地に水を張り、双発機で稲の種子を散布する。米国流の大規模農業に目を見張った。
正直なところ、戦争での日系人の苦労の実態はあまり知らない。人種による差別はきっと根深いものがあったし、今もなおあるだろう。そこらへんのところがもっと描かれていれば、と思った。馬場政宣監督。
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