橋本治さんががんで亡くなった [読書日記]
作家の橋本治さんが亡くなった。70歳。いまの時代、若すぎると思ってしまう。「上顎洞癌」(じょうがくどうがん)という聞き慣れない部位のがんが原因という。芸術新潮での連載をたまに読むくらいで熱心な読者だったわけではないが、とめてくれるなおっかさんの東大学園祭のポスターや、「桃尻娘」で、名前だけは昔から知っていた。
それほどのファンではないのに、なぜ書くかといえば、小説幻冬1月号に載っていた手紙を読んだから。「前略 いずれも様」から始まり、がんで入院するまでの経緯と、退院の様子が綴ってある。顔の肉の4分の1がなくなり腹の肉でそれを補う大手術。そうした一部始終を淡々と書いている。今となってはそれが心をうつ。
尾崎紅葉の金色夜叉の現代版が最後の仕事か。「草薙の剣」でも読んでみようか。
それほどのファンではないのに、なぜ書くかといえば、小説幻冬1月号に載っていた手紙を読んだから。「前略 いずれも様」から始まり、がんで入院するまでの経緯と、退院の様子が綴ってある。顔の肉の4分の1がなくなり腹の肉でそれを補う大手術。そうした一部始終を淡々と書いている。今となってはそれが心をうつ。
尾崎紅葉の金色夜叉の現代版が最後の仕事か。「草薙の剣」でも読んでみようか。
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