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おーい 栗之助 [雑感]

東京新聞や西日本新聞、北海道新聞などに載っている4コマまんが「おーい 栗之助」が今月いっぱいで終わる。ちょんまげで着物をきていることからして、たぶん江戸時代。栗太郎とサムライの父上に愛犬の栗の助という父子家庭で、天国の母上がやさしく見守ってくれている。週刊誌でストーリーまんが「あじさいの唄」を連載していた森栗丸さんが作者とはいえ、設定がとても特異で新聞連載まんがの中では、良くも悪くも異彩を放っていた。登場人物には、お忍びで市中に出没する殿様や、剣術家、くのいち忍者らが出てくる。まさに懐かしの時代劇オールスターキャスト。新聞の高齢読者をターゲットにした人物設定だったのか。栗の助の友だちとして、今の日本列島では絶滅危惧種のかわうそや、とっくに絶滅したニホンオオカミも出てくる。これはある意味、自然破壊、現代消費文明への批判ともとれる。いろいろと深読みできるまんがだった。ついため息をつきたくなるニュースばかりが目立つ毎日。一見浮世離れした4コマの世界がなくなるのは惜しい。
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