SSブログ

いつかギラギラする日 [シネマ&演劇]

深作欣二監督の特集を京橋の国立映画アーカイブでやっていたので見に行った。作品は、1992年、深作監督がプロヂューサー奥山和由と唯一組んだもので「いつかギラギラする日」。萩原健一、ショーケンが主役で、千葉真一、原田芳雄、八名信夫、木村一八といった懐かしい面々が出ている。

北海道の函館あたりのロケで、カーチェイスと撃ち合いがなかなかハンパない。ひたすらカネの争奪戦で、とにかくイケイケで製作した様子が浮かぶ。紅二点の多岐川裕美、荻野目慶子。ショーケンの彼女役の多岐川も色気があってよかったが、やはり荻野目の、はっちゃけたギャル姿でマシンガンを撃ちまくる姿が素晴らしく弾けていた。木村とのラブシーンでは、バストを披露する身体を張った演技も。

激しいアクションシーンが続く中で、だれか自分を見てほしい、本気で向き合ってほしいという、荻野目の孤独な心象風景が挿入される。銀座の雑踏で風船を持って佇む映像。娯楽アクション映画ではあるけれど、その時代の殺伐とした空気感を感じ取ることができた。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。