当世・商売往来 [読書日記]
劇作家・別役実の著作、しばらく本棚に眠っていたのを引っ張り出した読む。いろんな仕事から見えてくる社会の断面。1980年代、少し前の時代の話だが、その視点は不条理劇の舞台を見ているようで面白かった。
知らない商売=仕事もあった。一つは、こえかい。肥を買う、つまり人糞を作物の肥料として使っていた頃の商売らしいが、街中を「こえかいますよ」と流していた風景なんて時代劇でもあまり見かけない。地見師、当たり屋は知っていたが、つなぎやは初耳。要するにトラブルの調停者。弁護士に頼むと大袈裟になるしお金がかかりそうなので困ったなんて時にどこで聞きつけるのいか、現れるらしい。
考えてみれば、商売というものは、時代、時代で生まれるものなのだ。今のパンデミックのように、想定していなかったことが起きると、そこには新たな商売のタネが生まれる。危機はチャンス、なのかもしれない。
知らない商売=仕事もあった。一つは、こえかい。肥を買う、つまり人糞を作物の肥料として使っていた頃の商売らしいが、街中を「こえかいますよ」と流していた風景なんて時代劇でもあまり見かけない。地見師、当たり屋は知っていたが、つなぎやは初耳。要するにトラブルの調停者。弁護士に頼むと大袈裟になるしお金がかかりそうなので困ったなんて時にどこで聞きつけるのいか、現れるらしい。
考えてみれば、商売というものは、時代、時代で生まれるものなのだ。今のパンデミックのように、想定していなかったことが起きると、そこには新たな商売のタネが生まれる。危機はチャンス、なのかもしれない。
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