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超時空地下街テンチカ 七隈線で別世界へGO! [シネマ&演劇]

ギンギラ太陽sの公演「超時空地下街テンチカ 七隈線で別世界へGO!」を福岡市天神の西鉄ホールで見た。独特の被り物で地域ネタをやる劇団。一度は見ておかないと思っていたが、本社勤務となりようやく仕事終わりに観劇という理想のスタイルで舞台を訪れることができた。

劇団を率いる大塚ムネトは、福岡の人にしかわからない地域限定の物語をひたすら追求する。今回も天神ビッグバン、かつての流通戦争を知っている人のノスタルジーをくすぐるネタが満載。ミセス大丸、娘のエルガーラ姫、ソラリアデビル、パルコ嬢、老舗岩田屋さんなど、天神を形作るお馴染みのビルが登場し地域ネタを掘り下げていく。天神地下街が大きな方舟のような構造でできていること、御影石を模したピンコロ石で石畳ができていることを初めて知った。朝の開店時に流れるライフクオリティーの音楽(毎朝癒されている)も聞けた。

伝説のプランナー田中諭吉の業績を紹介しながら、街づくりの未来を展望する。地下街が主要ビルを支える天神の人流構造、山笠の集団山見せ、櫛田神社の山笠展示など、街の賑わいを作り出してきた田中の構想力・アイデア・実行力に感心する。舞台の大団円の後は撮影タイムがあり、建築家松岡恭子さんと大塚の対談もあった。コロナが下火になりようやく戻りつつある、かつての日常を象徴するような舞台。街は仕事にショッピングにWEB・オンラインを活用しながら新たな賑わいを生み出していくのだろう。元気な舞台に少し力をもらった。

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