SSブログ

カラオケマン 最後のロマンス [シネマ&演劇]

風間杜夫のひとり芝居「カラオケマン 最後のロマンス」を福岡・天神の西鉄ホールで見た。牛山明のカラオケマンシリーズは第7弾、26年目の新作として74歳の恋を軽やかに描いてみせた。

初めてのひとり芝居だったが、小道具やセットを変えながら共演者がいる如く演じる。音や光、目線でそこに役者がもう一人いるような錯覚を覚える。タイトル通り、昭和歌謡のオンパレードで、「釜山港に帰れ」に始まり、裕次郎、「遠い世界に」は観客も交えて大合唱。知らない曲(サザン?加藤登紀子?)もあり、できればセットリストが欲しかった。

元妻の3回忌、娘の離婚騒動、儚いロマンスの結末とドラマが展開する。かつて、つかこうへいに見出された才能。つか芝居の風間を生で見たことはないが、「口立て」でマシンガンのようにセリフが放たれる舞台はきっと、ひとり芝居のような緊張感の中で行われたのではないか。後期高齢者目前と思わせない歌声と熱演の1時間半。蒲田行進曲のスター銀ちゃんは歳を重ねても、やはり輝いていた。

スクリーンショット 2023-12-13 21.47.53.png


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 2

コメント 0