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社会思想としてのクラシック音楽 [読書日記]

経済学者の猪木武徳さんが趣味というより専門家に近い知識と探究心でもって、クラシックと言われる西欧の作曲家と時代を解きほぐす。新聞の書評で、今年上半期一番の収穫という折り紙付だったので、迷わず買って読んだ。

クラシックはショパンやバッハなど、気に入ったものしか聞かないので、それほどの知識はない。クラシック辞典の助けを借りながら読み進めた。モーツァルトの映画「アマデウス」で垣間見てはいたが、18世紀ごろの楽士は教会や貴族の雇われで、決して身分が高いものではなかった。報酬も安く、生活に苦労したという。

数多の作曲家が出てくるが、猪木さんの好みもあってか、ハイドン、バッハが頻出する。でも、クラシックというのは、聞けば聞くほどハマっていくのかも。若い頃はジャズだったが、最近はあまり心を動かされない。年齢というか、生活環境によって、聴いていたい音楽は変わるのかも。心が平静で穏やかに過ごしたい。ページをめくりながらいくつか聴いてみたい曲があった。少しクラシックに凝ってみようかと思う。


社会思想としてのクラシック音楽(新潮選書)

社会思想としてのクラシック音楽(新潮選書)

  • 作者: 猪木武徳
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2021/05/26
  • メディア: Kindle版



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