愛についてのデッサン 野呂邦暢作品集 [読書日記]
長崎・諫早出身の芥川賞作家、野呂邦暢の小説を初めて読む。「文庫になることが奇跡の1冊」という腰巻の文句に魅かれて手に取る。昭和の作品だが、なるほどこういう書き方があるのか、結末を付けなくてもちゃんと小説になるんだと、感心した。
表題は久留米出身の丸山豊の詩集のタイトル。古本屋の若主人を主人公にしたストーリーでは、棚に並ぶ古今の名著の蘊蓄もあり、本好きにはなかなか楽しい。火曜サスペンスのような場面も出てきて、ミステリー的な面白さもあった。
近年は野呂邦暢再評価の動きが出版界ではあるらしい。いずれ長編の作品も読んでみようかと思う。
表題は久留米出身の丸山豊の詩集のタイトル。古本屋の若主人を主人公にしたストーリーでは、棚に並ぶ古今の名著の蘊蓄もあり、本好きにはなかなか楽しい。火曜サスペンスのような場面も出てきて、ミステリー的な面白さもあった。
近年は野呂邦暢再評価の動きが出版界ではあるらしい。いずれ長編の作品も読んでみようかと思う。
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