SSブログ

筑後船小屋ウオーク [雑感]

IMG_3372.JPG

4月だけれど五月晴れといっていい日和。コロナ禍の間隙を縫ってJR九州ウオークに行く。筑後船小屋駅がスタート・ゴール地点。「こんなところに新幹線の駅が」と当時話題になった、いわゆる「政治駅」で、地元の顔役K元代議士の功績の一つとされる。駅周辺はきれいに整備されていて、隈研吾設計の九州芸文館という文化施設に、5年前ソフトバンク・ホークスの3軍(周東や栗原選手が育った)が使うスタジアムができ、賑わいを見せている。

IMG_3378.JPG

とはいえ、その一角を出ると一面の麦畑。民家と川沿いの広域公園が広がる。ウオークはのどかな景色を眺めながら12キロのコース。溝口竈門神社で折り返し、矢部川沿いに出て船小屋温泉、ドッグランもあるお花畑を抜け、中山大藤まで約3時間たっぷり歩き、日頃の運動不足を解消した。

IMG_3384.JPG

IMG_3388.JPG

密を避けるということで出店はこじんまり。青空の下の缶ビールを期待していたが、販売はなし。疲れを癒す一口羊羹を買い、一息ついた。せっかくなので帰りは、船小屋から久留米まで新幹線に乗ってみる。わずか5分ほどで1250円の運賃。博多まで4000円以上かかる。誰が乗るのかなと、ガラガラの各駅停車新幹線に揺られながら考えた。

IMG_3396.JPG
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る [読書日記]

現代台湾の英雄、デジタル担当の政務委員オードリー・タンの著書を読んだ。日本との違い、民主的な行政運営の現状が率直に語られている。いろいろと参考になりそうな話があった。

教育や有能な人材をどう活かすか、考えさせられたが、今の日本には残念ながら、こうした人材を活かす土壌がないのではないか。いつまで続くのかわからない政治の停滞。みんなウンザリしながらも政権選択の仕様がない。何かインパクトがないと、この政治状況は変わらないのかなあ。

仕事の仕方で参考になったのは、睡眠の大切さ。必要な資料を読み込み、判断をせずに寝る。インプットだけしておいて、明日の朝、この問題を判断しようと思って寝る。翌朝起きると、頭の中で結論ができていているという。どういう道程でそう判断したのか分からないが、とにかくそれが正解だと確信するのだという。大事な文章を書いて一晩寝かせてみるということをこれまでやってきた。自分にも同じような経験があると思い、なるほどそうだよなあと思う。


オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2020/11/29
  • メディア: Kindle版



nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:

ごめん買っちゃった [読書日記]

漫画家・吉田戦車のエッセイ本。行きつけの書店でたまたま手にとって読み始めたら、なかなか面白い。誰にでもある「物欲」を淡々と綴っているのだが、そこはかとない可笑しさがあって、というか自分でも思い当たるフシが結構あったりして、クスッと笑ってしまう。妻の伊藤理佐さんとの絡みも絶妙で、イイ感じだった。

漫画週刊誌を開いて、吉田戦車の連載があれば、欠かさず読んではいたが、大ファンという訳ではなかった。でも、頭のどこか片隅にカワウソくんがいたのだろう。いつの間にか、伝染っていたんだなあ。

買い物自体も好きだけれど、欲しいものがあって、実際に店を回ったりして品定めをし、買おうかどうしようかと迷っている過程が好き、と筆者は後書きで書いている。分かるなあ、その気持ち。例えば、いいフライパンが欲しくて、買っては失敗し、次にまた新製品を見つけたりして、頭の中は「フライパン祭り」になる。欲しいもののことで頭がいっぱいになる。何もかも投げ出して、全身で買いたい気持ちになる。たまにそういう状態になることって誰にでもあるんじゃないか。「◯◯祭り」って言い方が確かにしっくり来ると思った。


ごめん買っちゃった (知恵の森文庫 t よ 6-1)

ごめん買っちゃった (知恵の森文庫 t よ 6-1)

  • 作者: 吉田戦車
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2021/02/09
  • メディア: 文庫



nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ: