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自主的隔離生活6日目 [雑感]

実家には何度も来ているけれど、意外と周囲の地理には無案内。昔子どもを連れて行った、近くのスーパーや遊園地は知っているが、歩き回ったことはなかった。天気がいいので、人出の少ない田舎道ならと、ぶらりとしてみると、歩いて30分ほどのところに貯水池があるのを発見した。T貯水池で名前は知っていたが、まさかこんな近くにあったとは。

貯水池の周囲はサイクリングコース。暇つぶしに持ってきたタウンバイクで早速トライする。1周6・5キロほど。自転車よりウオーキングやジョギングで汗を流す人の方が多かった。とはいえ東京とは違い、人の数自体はポツポツ。どこに行ってもそんなに混雑していないのは、地方都市の魅力の一つ。こんなご時世だから尚更そう思う。

1時間半ほどのライド。今は閉まっているが、近くにはスポーツジムやスーパー銭湯もできていた。海岸線も近いし、いろんなアクティビティができそう。いつかテーマを決めた一人合宿でもやるか。
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自主的隔離生活5日目 [雑感]

流行のオンライン飲み会をやってみた。大学のクラブ仲間でGWに予定していた泊りがけ同期会が中止になったので、試しにやってみるかとなった。飲むこととなると結束が固いのは昔から。「たくのむ」というアプリを使い、幹事役が飲み会ルームを作り、みんなを招待するという段取り。制限時間は一応、2時間。

花金の午後7時からスタート。参加できたのは6人。自宅のPCやiPad、スマホで参加、それぞれ好きな酒とツマミを用意して乾杯! 自分を含め6人の顔を画面で見ながら、やあやあと話す。最初は話のタイミングが合わなかったりしたが、すぐに慣れて杯もすすむ。

リアル飲み会だとグループの場合、1対1でそれぞれ話しだして、誰かの話を聞いてないこともある。オンラインだと、一人が話し出すと、みんな黙って話を聞く。まあ、会議の発言のような形になる。とはいえ、それも最初のうちだけで、いつしかワイワイガヤガヤ。2時間たつと、「二次会に行きますか」というメッセージが出て延長もOK。「三密」を避けるため、政府の対策会議が奨励するオンライン飲み会。意外と盛り上がるもんだ、でもつい飲み過ぎてしまう、というのが参加したみなさんの感想。また居酒屋で騒げるようになるまで、オンラインで飲もうということで全会一致しました。
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自主的隔離生活4日目 [雑感]

懸案の2階の大掃除に取り掛かる。客間と父の書斎、トイレがあるが、母が足を悪くしてから、2階に上がるのがしんどくなり、いつしか開かずの間に。雨戸も締め切ったままでホコリと蜘蛛の巣で素足で入るのを躊躇するほど。意を決して、まず全ての窓を開け放つ。それから階段から掃除機をかけながら上がる。念入りにかけても表面だけ。やはり雑巾掛けが必要か。

クロゼットの奥に段ボール箱3つ発見。自分の大学時代の教科書やノート、読んだ本・雑誌が詰め込まれていた。息子の物だからと捨てずにとっておいてくれたんだろうなあ。親心を思う。意外と几帳面につけていた講義ノートに自分のことながら感心し、あまり開かなかった法律書の代わりに読んだ文庫本や雑誌に青春の日々を思い出す。

大量にあったのは、朝日ジャーナル。定期購読に近い形で買って、パラっとめくって書棚に並べて、悦に入ってたっけ。当時の学生としては、左翼的、進歩的で、社会問題を追及する、この雑誌を読んでいることが、いわゆる「意識高い系」の証明であり、一つの知的ステータスでもあった。懐かしいものを見つけたりして掃除の手が止まる。大掃除の、あるある話を実践してしまった。
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自主的隔離生活3日目 [雑感]

引っ越し荷物が自宅に届くので、荷物入れのため、いったん自宅に戻る。「万が一」の予防のため、家族は犬猫とともに居間に待機。ガラスドア越しに「ただいま」「おかえり」と言い合う。二階の自室へ上がる。本棚以外は単身生活で持って行ったので、ガランとした部屋。事前に帰れなかったので、家族が掃除してくれていた。

時間通りに運送屋さんのトラックが到着。4年余の単身生活だけに今回は少々ものが増えた。結構整理して始末したつもりだったが。やれやれ、荷ほどきが大変そう。作業は1時間ほどで終わり、片付けもそこそに市役所に転入届へ。マイナンバーカードを作っていたので、転出の時は郵送で済んだ。転入時の提出書類なしは良かったけれど、カードのデータを住所変更したりするのに結構な時間を食う。カード作成時の暗証番号とか聞かれても覚えてないし。結局二つ目のパスワードは新たに作り直した。何でもカード時代だけど、パスワードにはいつも苦労させられる。

自宅への滞在は2時間ほど。お土産に家族から手作りの布マスクと体温計のセットをもらう。嬉しい気遣い。ありがとう。気合いを入れ直して、明日からまた隔離生活だ。
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自主的隔離生活2日目 [雑感]

4月も下旬なのに寒の戻りなのか。朝方は寒い。枕が替わっても眠れないたちではないが、安堵感からか、ぐっすり眠れた。鳥のさえずりが聞こえる中、早起きしてコーヒーを入れ、朝食を作る。

布団を干し、洗濯をして、家の掃除に取り掛かる。初日は1階の掃除機かけ。結構広い家で、よくここに一人で暮らして、隅々まで掃除をしていたものだと、高齢の母親の元気さに感心する。粗大ゴミを何とかしないと。粗大ゴミ回収は月に一度なので、軽トラを借りて処分場に持ち込むかな。

掃除ばかりしていても飽きるので本屋でもと、ネット検索したが、どこも臨時休業のよう。はてと、アマゾンで注文するか。普段はそうでもないけど、できないことが現実になると、なぜか無性にやりたくなる。非日常の日常にまだ慣れない自分がいる。

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自主的隔離生活1日目 [雑感]

人事異動で東京から九州に戻った。羽田空港第2ターミナルは閑散。搭乗予定の便が出発2日前に急きょ欠航になり、時間を繰り上げて慌ただしく帰路につく。もちろん機内はガラガラ。座席1列全てを独占できた。感染予防のため飲み物サービスは中止で、代わりに冷たい緑茶パックが配られた。博多からの新幹線も自由席なのにほぼ貸切状態、マスク外してくつろげた。駅近くの東横インに宿泊する。ここも空室が多いらしく、ホテル受付も暇そう。サービスの朝食はおにぎりパックで提供、各自が自室に戻り食するシステムになっていた。

新しい職場、引き継ぎの前に2週間の自宅待機の指示。新型コロナ感染予防のため。でも自宅に待機して家族にうつったらどうするの? 母が施設に入り空き家になっていた実家を使わせてもらい、自主的隔離生活に入ることにした。

止めていたガスを再開し、雨戸を開けて空気を入れ替え、ホコリをはらい、なんとか寝床を確保する。せっかく九州に帰ったので、生きのいい刺身を買ってひとり晩酌。人の多さに緊張感いっぱいだった東京と比べ、流石にホッとする地元のゆったりした空気。全国に緊急事態宣言が出ているとはいえ、都会と地方都市では人口密度が違う。例えは良くないかもしれないが、戦地から無事帰還したような安堵感を覚えた。
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集客装置としての東京 [雑感]

こういう事態になって、つくづく思うのだが、東京の最大の魅力は「集客装置」の多様さにある。好きな舞台や映画、美術館・博物館はもちろん、子供から大人まで楽しめるアミューズメントが随所にある。国内外の味を楽しめる飲食店、世界のあらゆるものが買えそうなデパートや専門店、盛り場もある。

京都・奈良のような古都ではない。でも、様々な文学作品や映画、アニメの聖地がある、街のいたるところにストーリーがある。道を歩けば予期せぬものに出会うのだ。先日も徒歩通勤の帰り道で、平将門の祠を見つけた。以前から大手町のビルの谷間にあることは知っていたが、なかなか行くことはなかった。江戸の守護神に、平穏な日々が早く戻るようお祈りした。

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人は誰かと会いたいのだ。話したいのだ。群れたいのだ。都心のターミナル駅や繁華街は閑散としている。なのにリモートワークと遠出自粛で退屈した人々は地元の商店街や公園に大挙して繰り出している。社会的動物である人間の性なのかなあ。

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「自由」への違和感 [雑感]

テレビで千鳥がMCの「クイズ違和感」という番組を見ていて、ふと思った。新型コロナ対策で我が国が比較的に穏健な政策をとっていることだ。欧米の強硬なロックダウンではなく、緊急事態宣言を出しても外出自粛や営業自粛を求めるという点だ。そういう法体系ではない、強硬策が取れない法律なのだから、と言っている。そして、日本は自由の国だから、みたいなことを言っている。

あれえ、いつから日本は自由主義の権化の国になったのか。様々な規制があって、女性進出は旧来のままだし、LGBTEも認知度はまだまだだし、自由の国なんておこがましいやろ。大統領制ではなくて、議院内閣制だけれど、今の政権のやりたい放題、嫌いな奴のの言うことを聞かない、子供じみた官邸至上主義の下で、自由主義の国を名乗るのは恥ずかしい。

自由主義は経済だけであって、メディア・言論に対しては、今の政権の依怙贔屓は甚だしい。都合の悪いことを聞いたり書いたりするところには、コメントさえしない。御用新聞だけに独占インタビューをさせて、都合のいいリークを繰り返している。アベノマスクと揶揄される、政治への不信感が感染を一層拡大させている。
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悲しいこと、嬉しいこと [雑感]

悲しいこと。大好きな演劇、映画に行けないこと。展覧会も開いてない。接待付きの飲食店に行けない。夜ちょっと一杯やりながら会食ができない。趣味の太極拳教室まで休みになった。近くの本屋が閉まった。図書館も休み。講演会は中止になった。デパートのウインドーショッピングもできない。休みの日の遠出や、旅行ができない。街ブラにも気を使う。電車やバスの長距離移動ができない。スポーツ観戦ができない。プロ野球、Jリーグの試合がない。友達と会えない。人と集まることができない。

嬉しいこと、楽しいこと。テレビがあってよかった。ネットで繋がることができる。家の片付け、大掃除ができる。散歩、ウオーキングがゆっくりできる。家で太極拳の練習ができる。サイクリングする時間もある。しっかり自炊ができる。健康的生活を送れる。血糖値が下がる。本を読む時間がたっぷりある。使ってなかったアマゾン・プライムを楽しめる。見たかった名画を見る。電話で家族や友人と話す。

行動を制約される日々。昔と違って、ネットがあるのは大きい。少なくとも情報を手に入れることができる安心。ネットが広がり、国の垣根がなくなり、グローバル経済が確立した。結果的にそれがウイルスの世界的感染拡大のトリガーになった。嬉しいこと、楽しいことを考えながら、日々を過ごそう。
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徒歩通勤 [雑感]

コロナ自粛で在宅勤務が奨励されるも、テレワークなどできるのはわずかな職種・企業のみ。とりあえず会社に行かないと話にならない。とはいえ、マスクだらけの地下鉄で通うのも気分的に鬱陶しい。ならば、会社まで歩いて行くかと、最近は1時間ほどかけて朝の通勤は歩いている。

3・11後、危機管理のため責任者は会社から徒歩1時間圏内に住むよう言われた。それが今、こんな形で役に立った。マスクの備蓄も然り。福島原発の事故で役に立つのかどうかわからずに買い込んだものだが、9年後に感染症予防に活躍するとは思いもしなかった。

時差出勤で皇居の内堀に沿って歩く。皇居ランナーは少ないけどやはりいる。ただ、彼らのハアハアいう息遣いが気になって、つい距離をとってしまう。皇居前の芝生と松の木が植えられた一帯は人通りは少ない。芝生に寝転がっている人や、ベンチで読書をする姿がパラパラとあるくらいだ。日比谷公園の樹木の中を通っていく。トレーニング器具を設置してある一角では、朝から体を動かす勤め人もいた。自粛生活のストレス解消に始めた徒歩通勤は、普段お目にかかれない景色を見せてくれたりする。
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